【2024年業界動向】ITフリーランスの理想と現実のギャップ解消法
みなさんはITフリーランスにどのようなイメージをお持ちでしょうか?「フルリモート」「海外ノマド」のように時間や場所を選ばない、自由な暮らし方でしょうか?または若いうちに資産運用の資金を集め、「FIRE」を実現させるための手段でしょうか?それとも憧れの仕事に携わる「スキルアップ」への近道でしょうか?
もちろんこうした理想を叶えている人もいますが、残念ながら全員ではありません。では、思い描いた理想のITフリーランス生活を送るには、なにが必要なのでしょうか。2024年現在の業界動向をご紹介しながら、ITフリーランスの理想と現実のギャップを埋めるテクニックをお伝えします。
ギャップ1:時代はオフィス回帰へ。ITフリーランスのフルリモートは狭き門
フリーランスといえば、自宅やカフェ、さらには地方や海外滞在先など、場所を選ばず仕事ができるというイメージが強いですよね。もちろん契約上は働く場所に制限はありませんが、ITフリーランスの場合、実際にはクライアントのオフィスで仕事をするケースがほとんどです。これはIT業界の下請け型構造の影響や、チーム内の作業連携の問題から、同じ時間に同じ場所で作業をするほうが効率的だと考えられているからです。
一時は、世間の流れもあり自宅作業が主流になりましたが、現在はオフィス回帰の風潮が強まり、それに伴いITフリーランスもクライアント先での常駐をお願いされることが増えています。東京都の調査*¹によれば、都内企業のリモートワーク導入率は、2021年8月に過去最大の65.0%を記録してから、2024年2月には43.4%にまで下がりました。さらにリモートワークを実施している企業でも、週5日の完全リモートワークは17.6%と少数派で、オフィス回帰の動きは明らかです。リモートワークで対応が可能な案件が減少しているにも関わらず、ITフリーランスからは引き続き人気条件の上位をキープしています。そのためこれまで以上に応募が集中し、受注倍率の高い案件となっているのです。
▼参考:*¹東京都テレワーク実施率調査結果 2月
ギャップ2:企業が求めるのは即戦力。未経験分野への挑戦は一筋縄ではいかない
ITフリーランスは業務の専門性が高いため、会社員の仕事内容よりも高度な技術力を発揮できるポジションが多かったり、最先端の技術分野に携わるチャンスが多いというイメージはありませんか?もちろん正社員で採用しきれない特殊な業務を、ITフリーランスに委託しているという側面もありますが、あくまで即戦力として対応してくれる人に依頼をしています。
すでに持っている技術力とスキルを評価して依頼をしているので、参画した初日から具体的なタスクをこなしてほしいと考えているクライアントも少なくありません。そのため、これまでの経歴で対応したことがない工程や、初めて使う開発言語、全く未経験の業界業種への転向を希望する人に依頼が来ることは多くありません。教育コストをかけるなら、正社員を採用したほうが会社のメリットになるからです。
ギャップの解消法1:実績と信頼を積み上げたうえで、交渉をすること
フルリモート案件への参画は狭き門であることや、未経験分野へのスキルチェンジは一筋縄ではいかないなどと、厳しい実情もありますが、それでも希望を叶えているITフリーランスももちろんいます。ではどのようにして、理想の案件を獲得できたのでしょうか。
共通するのは、クライアントとの信頼関係があることです。発注側の立場からすれば、初回契約でこれらの条件を依頼することはリスクですが、日頃のパフォーマンスが評価できるITフリーランスなら、その懸念点を多少なりとも払拭できるので、検討の余地が生まれるのです。
たとえばリモートワークに対しては、タスクの切り出しと作業依頼が円滑に行えないという懸念を持たれがちですが、日頃から円滑なコミュニケーションと期待通りのタスク処理が行えることがわかれば、リモートワークに切り替えても十分対応してくれそうだと考えてもらえます。
同じように新しい分野に挑戦するにも、同じ企業のなかで別チームへのアサインや別事業部との取引へ切り替えることができれば、最もスムーズです。これまでのパフォーマンスや、新しい分野への意欲を理解してもらうことこそ、有力な追い風となるからです。
ただしこの戦略を実行するには、クライアント選定が重要になります。なぜなら、こうした柔軟な対応が取れる企業は多くないからです。いくら信頼関係を構築し、クライアントにとって欠かせない存在になっても、可能性がなければふりだしに戻ってしまいます。
ギャップの解消法2:未経験分野の挑戦には、ポートフォリオを用意する
ITフリーランスで案件を受注する場合、基本的には仕事で携わった実務経験が重要ですが、一部のクライアントでは、個人で取り組んだプロダクト開発や技術研鑽を含めて総合的な判断が行われています。
未経験分野への挑戦をする際には、自己研鑽も含め総合的な判断をしてくれるクライアントに向けて行いましょう。もちろんその際には、自主開発したプロダクトを提示したり、ポートフォリオを作成したりと、自身の技術力やスキルがクライアントに伝わる資料の用意が欠かせません。
ギャップの解消法3:ギークスジョブに中長期的なコーチングを依頼する
ITフリーランスとして希望条件を叶えるには、業界動向や企業への理解が欠かせません。その近道となるのが、エージェントの活用です。ギークスジョブでは、業界最大級のITフリーランス専門エージェントとして、みなさんの理想の働き方を実現するお手伝いを行っています。
最近では実務経験が少ないうちからITフリーランスに転向され、案件のミスマッチによる早期契約終了を繰り返してしまうケースも見受けられます。短期間での経歴が続くほど、次の営業活動で書類見送りを招きやすく、案件獲得すら苦戦する状況に陥るでしょう。
こうした負のループを起こさないためにも、ギークスジョブでは希望条件を叶えるための中長期的なコーチングを含めて案件のご紹介をしております。今のスキルに合っているか、スキルアップできるのかという視点で案件をご紹介し、参画後のフォローアップを行いながら、クライアントとの調整や交渉代行も行っております。ITフリーランスになるときに思い描いた夢を実現させるためにも、ギークスジョブの無料相談をご利用ください。
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