営業を有利にする、フリーランスエンジニアのポートフォリオ作成術
ポートフォリオ(作品集)というと、デザイナーやイラストレーターなどの職種では必須の準備物ですが、実はここ数年、ITエンジニアにとってもその重要性が増しています。活躍しているフリーランスエンジニアこそ、セルフプロデュースの一環としてポートフォリオを作成しており、的確に自身のスキルや思考性を伝え、受注確率をアップさせる営業ツールとして活用しています。
今回は受注につながるポートフォリオ作成のポイントを解説していきます。
ITエンジニア職でも高まるポートフォリオの重要性
フリーランスエンジニアの案件探しでは、履歴書よりも職務(技術)経歴書が重要視されているのはいまも変わりません。クライアントはあなたの職歴よりも、スキルや経験を知りたいからです。これまでは実務経験の紹介を職務(技術)経歴書のみでアピールすることが一般的でしたが、最近では補足説明のためにポートフォリオが活用されています。
ポートフォリオには実務経験の詳細はもちろん、プライベートでの開発実績や研究内容を盛り込むこともできます。職務(技術)経歴書だけでは伝わらない、個人の興味関心ややりたい仕事への意欲をアピールすることができるのです。また文章や話し言葉だけで伝えるよりも、図や表を用いた資料を用意することで、商談でより深い相談ができるようになり、双方のマッチング率が格段にアップしています。
ITエンジニアのポートフォリオは簡潔に。SNSやWEBページでセルフプロデュース
ITエンジニア職のポートフォリオで取り上げる内容は大きく3つ、①プロフィール、②制作物、③今後の展望です。デザイナー職ではないのでデザイン性よりも「簡潔に伝わる資料作り」を念頭において制作すると良いでしょう。
それでは、制作例を上げながら紹介していきます。
1. プロフィール
名前・年齢・性別といった基本情報と技術スキル、公開可能なSNSやブログなどのURLを記載しましょう。顔写真は必ず入れる必要はありませんが、SNSのプロフィール画像と同様に、似顔絵や横顔などあなたの雰囲気が伝わる写真があると良いでしょう。プロフィールの先にSNSやGithubでの公開情報があることで、よりあなたをイメージしてもらいやすくなります。
2. 制作物
システム毎に、サービスの概要・開発環境・ソースコード・開発期間といったシステムの状態を掘り下げて記載しましょう。またサービス開発の動機や経緯、苦労した点とそれを解決した方法について記載すると、仕事に向き合う姿勢までが見え、現場に参画したときに活躍するイメージが浮かびやすく、クライアントに好印象を与える事ができます。
ソースコードはポートフォリオに直接記載しても良いのですが、Githubなどのソースコード管理サービスで公開し、クライアント担当者が動作確認ができるようにしておくことをおすすめします。ただしクライアント案件で制作したソースコード公開する際には特に注意してください。契約違反にあたるだけでなく、顧客情報の流出に発展してしまうこともありえます。
またキャリアを重ねるうちに制作物紹介のボリュームが増えていきますが、クライアントのニーズに合わせて、類似案件2〜3個を選抜して編集するようにしましょう。案件とのマッチングが高い実績を的確に提示することで、書類通過率や商談の質がアップします。
3. 今後の展望
ポートフォリオでは仕事のスタンスや意向を、職務(技術)経歴書よりも自由に熱量を持って伝えることができます。特に実務経験が少ない分野に挑戦したいとき、学習したスキルや意欲をアピールするのに、ポートフォリオはぴったりのツールです。これまでの経験を踏まえて、今後どのようなサービス開発を希望するのか、どの技術分野に興味があるのかなど、今後のキャリアプランや展望についても記載しておくと、チャンスを引きつけやすくなります。
ポートフォリオ制作のポイントと注意点
ポートフォリオを作成したらクライアントへ提示する前に、以下の3点を今一度確認しましょう。
1. 機密情報漏洩に当たらないか
クライアント案件をポートフォリオに記載したり、一般公開したりする際には、機密情報漏洩に当たらないか慎重に判断してください。最近でもクライアント案件で開発したソースコードを無断で公開し、大問題となった事象が発生していました。必ず業務委託契約書、秘密保持契約書を確認してください。
2. 設計の意図や背景を整理する
ポートフォリオでは、設計の意図や背景までを解説できるように用意しましょう。ここまで伝えることで、クライアントは開発過程におけるあなたの思考性を知ることができ、現場でどのように活躍してくれそうか明確にイメージしやすくなるからです。
3. クライアントが理解しやすいか
ポートフォリオが完成したら事前情報のない第三者が見ても理解できるか、という視点で資料を見返してみてください。また商談でのクライアントの反応によって、内容のブラッシュアップをしていきましょう。
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フリーランスエンジニアにも、ポートフォリオが必要不可欠な時代に
エンジニア職でも商談を有利にすすめるポートフォリオは、もはや定番の営業ツールです。ますますスピード感あるシステム開発が求められる現代で、企業としても依頼するフリーランスエンジニアのマッチングに慎重になっています。ポートフォリオを用いて、仕事のスタイルや思考性、人間性をアピールし、他の候補者に差をつけましょう。
ギークスジョブでは受注確率をアップさせる書類作成のアドバイスを、適時行っております。経歴書やポートフォリオの作成に不安を感じている方、商談での受け答えに自信が持てない方へ、ITフリーランス専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートいたします。お気軽にご相談をお待ちしております。
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