評価されるITフリーランスがもっている共通の必須スキルとは
「ITフリーランスで、自由な働き方を実現しながら、大幅な収入アップ!」
このような広告を目にして、ITフリーランスに軽やかで自由なイメージをお持ちの方も多いはず。理想の働き方を実現しやすいことは、ITフリーランスの大きいメリットの一つです。しかしその一方で、仕事を受注するための営業活動や、確定申告を始めとする税務や会計処理など、実業務以外に手がかかるタスクや課題が発生することも、また事実。極端な話ですが、仕事がなければ無収入になってしまう不安定さと常に隣合わせのシビアな側面もあります。
では、希望する案件を継続的に受注し、理想的な働き方を実現するために、どのようなスキルが必要なのでしょうか。
多くのITフリーランスを支援してきたエージェントの立場から、理想を実現しているITフリーランスが必ず持っている共通スキルについて紹介します。
選ばれるITフリーランスになるには?
ITフリーランスとは、企業に雇用されず、企業と対等な立場で仕事をする、新しい働き方です。
自分が大切にしたい軸に合わせて仕事を選択できるというメリットがありますが、逆も然り。クライアント企業も、案件によりマッチするITフリーランスを探すことが出来ます。
つまり継続的に仕事を受注し続けるには、常に自分を選んでもらわないといけません。そのためには「他の誰かではなくあなたに依頼したい」と思わせる、ITフリーランスとしての強みや、あなた自身の魅力を磨くことが大切です。
ここでいう強みや魅力とは、技術的なスキルや経験値だけではありません。ビジネスマナーや他者への思いやり。自分を律するマネジメント力や、最後まで仕事をまっとうする責任感。初対面でも安心感を与える話し方や、課題解消に向けた交渉術や提案力など。すべてのアウトプットが、直接個人の評価となります。会社という看板がないからこそ、まずは一人のビジネスマンとして信頼関係を築くことをおざなりにはできません。
ITフリーランスの核は技術スキル
そのうえで、ITフリーランスの評価の核となるのは、やはり技術的スキルです。
ITフリーランスは、参画後すぐに技術スキルを発揮できる即戦力として期待されています。誰かの指示に従った作業者ではなく、必要なタスクを自ら進めていける、自走したIT人材であることが前提条件です。
こうした技術スキルを可視化する基準に、経験年数を用いることが多くあります。ITフリーランスの案件情報を見るとわかりやすいですが、同じ技術スキルの実務経験が3年以上あることが、一般的なボーダーラインになっています。(Javaでの開発経験3年以上、Linuxインフラ構築経験3年以上、など)
また、例えばサーバーサイドエンジニアなら、PHP、Java、Rubyをそれぞれ1年ずつ経験するのではなく、一つの言語経験が3年間経験ある方が、声がかかりやすい傾向にあります。
同じ言語の経験でも複数のフレームワーク経験や、GitHubなどを活用したチーム開発の経験が積めると、他の現場に参画しても適応力があると判断され、仕事を受注しやすくなります。
さらに長期プロジェクトに向き合ううちに、専門分野にプラスして付加価値を身につけられれば、それはそのままITフリーランスとしての武器になります。
例えば、サーバーサイド開発を担当している場合、同システムのインフラやフロントサイドへ対応領域を広げることができれば、システム全体を把握できる対応力の高い人材、という評価にもつながります。また、業界特有の商習慣やノウハウといった細かな知識を持つことは、ニッチなユーザー心理を理解した専門性の高い人材、として評価されます。
これまで培った得意分野と募集案件との親和性が高いほど、企業は熱烈なオファーを出します。つまり、企業が放っておけない技術スキルを磨くキャリア形成が、ITフリーランスの価値を高めるといえるでしょう。
ITフリーランスの基盤となるセルフマネジメント力
ITフリーランスとして働くうえでは、正社員以上に、高い自己管理能力が問われます。ITフリーランスになると、あなたの成長を喜び親身になってくれる上司も、仕事の方向性や日々のスケジュールを管理してくれるマネージャーも、もういません。自分自身でモチベーションを維持し、自分と仕事をコントロールする生活になります。
基本的なことですが、体調管理には今まで以上に気をつけてください。体調不良による納期の変更や品質の低下は、クライアントの信頼を損ねるだけでなく、仮に働けなくなった場合は無収入になってしまいます。
貯蓄や保険など、もしもに備えるお金の管理もまた、個人の仕事のうちといえます。もちろん、受け取る収入と、経費や税金、年金、健康保険などの支出といったキャッシュフローの管理は、ITフリーランスの必須スキルです。なかでも確定申告は避けては通れません。会計処理が不安な方や、負担を減らしたい方は、会計ソフトの利用や、税理士への委託を検討しましょう。
案件を切らさないため、求められる営業力
仕事を切らさず、常に満足のいく案件を受注し続けるためには、営業スキルも大切な要素です。営業と聞くと、テレアポや企業訪問など膨大な労力と時間がかかるイメージがありますが、エージェントを利用すれば極端に負担を軽減できます。新規クライアントの開拓から、条件交渉、契約書類の発行などを外注できるので、さながらお抱え営業マンを雇っているかのよう。
ただし、案件受注がかかった商談の場では、クライアントはあなたにお任せしたい内容をもとに、どのような発注をすればあなたのパフォーマンスが最大限に発揮されるのか、真剣にすり合わせようとしています。
それゆえ、職務経歴書のクオリティや商談での自己アピール力をはじめとして、相手を納得させる会話術や交渉力などは、研鑽を積むべき項目です。
まとめ
ITフリーランスというと、仕事の専門性が高いからこそ、技術的スキルの向上ばかりに目が向きがちです。もちろん技術力やシステムに関する知見は、ITフリーランスが持つべき重要な武器であることに間違いはありません。しかしそれ以前に、企業や社会と信頼関係を構築していくための、ビジネススキルやセルフマネジメントスキルは、なくてはならない要素といえます。
自由な働き方とはいえ、多岐にわたるタスクの対応と、スキルアップに向けた勉強をしようと思うと、時間はいくらあっても足りません。時間を有効活用するなら、できるところは外注することを検討しましょう。納税関連は税理士へ、営業活動はエージェントへ任せ、自分にしかできないスキル向上に時間を使ってください。
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