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【企業向け】業務効率化だけじゃない。生成AIがもたらす採用戦略とは?

作成日:2025/03/28(金) 企業向け

【企業向け】業務効率化だけじゃない。生成AIがもたらす採用戦略とは?

近年、生成AIの急速な進化により、私たちの働き方や意思決定のプロセスが大きく変わりつつあります。
中でも人材採用の現場では、これまで人の手に頼っていた書類作成や候補者対応、選考データの分析など、生成AIが実用レベルで導入され始めています。


従来のAIは、あらかじめ定義されたルールに基づいて処理を行う「自動化ツール」でしたが、生成AIは、膨大なデータから新たなコンテンツやアイデアを創出することができます。この創造性の高さこそが、採用業務の効率化と質の向上において注目されている理由です。
とはいえ、生成AIの導入には、セキュリティや誤情報といったリスクも伴います。
そこで今回は、採用プロセスにおける生成AIの活用方法や、導入のステップ、さらに導入時の注意点について解説します。

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生成AIとは?従来のAIとの違い

まず、生成AIとはどのような技術なのかを理解するために、AIの種類について確認しましょう。
AI技術は大きく従来のAIと近年注目されている生成AIの2つのタイプに分類されます。
従来のAIは過去のデータから傾向を分析し、最適な答えを導き出すことに特化しており、業務効率化や判断支援で活用されているものです。


  • メールやチャットの自動返信(キーワードに反応して定型文を返す)
  • カレンダーの予定調整やリマインダーの自動設定
  • 経費申請システムでの金額・日付のチェック自動化
  • 書類に記載された情報を抽出するOCRツール

これらは「入力に対して決められた反応を返す」性質が強く、ルールベースで動作する点が特徴です。つまり、想定外の状況には対応できないという弱点がありました。


一方生成AIは、その枠を超え、蓄積されたデータやパターンから新しいコンテンツを創り出すことができます。この違いにより、生成AIはより柔軟で創造的なタスクに適しています。


現在主流の生成AIとして代表的なのが、「ChatGPT(OpenAI)」「Gemini(Google)」です。


ChatGPTは、対話形式での情報提供やテキスト生成、要約、プログラミング補助などに定評があり、ビジネス現場でも広く活用されています。


一方、GeminiはGoogleが開発した生成AIで、テキストだけでなく画像・音声・コードといった複数の情報形式(マルチモーダル)に対応している点が特徴です。GoogleWorkspaceとの連携機能や、検索・YouTube連動など、Google独自の強みを活かした機能も充実しています。


このように、生成AIは単なる業務の「代替手段」ではなく、新たな価値を創出するための補助パートナーとして、注目を集めています。

人事業務での生成AI活用例

生成AIは、人材採用業務においても価値を生み出しつつあります。
具体的には、書類作成・候補者とのやり取り・採用実績の分析・イベントの提案などです。


書類作成

生成AIは、企業のニーズや過去の募集要項データを基に、新しい募集要項を自動生成できます。その結果、担当者が手動で書類を作成する手間が省かれ、より迅速に高品質な募集要項を作成できます。
また、プロジェクトの進行状況報告や会議資料の作成も、生成AIを活用することで簡素化が可能です。既存のデータを基にして資料を自動生成できるため、時間の短縮につながります。

候補者へのスカウト/オファーメッセージ

また、生成AIを活用することによって、スカウトメッセージやオファーメッセージなどを、候補者一人ひとりにパーソナライズされた内容で生成することができます。


例えば、候補者のスキルや職務経歴に基づいて、個別化されたスカウトメールを自動で作成することが可能です。雛形におさまるだけの定型文のような平凡なメッセージではなくパーソナライズされたメッセージを送ることで、より個人の感情に訴求することができるようになるので、応募率の向上が期待されます。


また、応募者との面接後に送るオファーレターも生成AIを活用して作成することで、より候補者に合わせた内容を自動で生成することが可能です。
面接や商談時の録画データから生成したメッセージとともに、面接対応者の所感やフィードバックも反映させたオファーレターを作成するとより良い印象作りができるでしょう。

自社採用実績の分析

生成AIは、過去の採用データを分析し、自社採用実績を可視化することにも使えます。採用実績を分かりやすくすることで、エンゲージメント向上のための改善策提案や、上司に対して募集要項を修正する旨を説得する際の材料になるなど、今後の事業成長に役立ちます。


採用プロセスにおける課題の抽出をするという意味では、企業が行ってきた採用プロセスを詳細に分析し、どの段階でボトルネックが発生しているかを特定することができ、採用の効率化を図るための改善点が明確になります。
また、エージェントや媒体毎の成果と費用対効果の振り返りをすることで、どのエージェントや媒体が最も効率的であるかを判断するための分析結果を提供します。

採用イベント・戦略の企画

上記以外にも、採用イベントの企画や新たな採用戦略の立案にも、生成AIは大いに活用できます。
AIが自動で生成するアイデアや提案を基に、より魅力的な社内イベントや戦略を生み出すことが可能です。

人事業務に生成AIを導入するためのステップ

生成AIを人事業務に導入するためには、いくつかのステップを踏む必要があります。ここでは、その基本的なステップについて説明します。

業務の洗い出し

最初のステップとして、自社の採用業務を洗い出し、生成AIを導入できる業務を特定することが重要です。
特に、時間がかかっている作業や、繰り返しが多い作業は生成AI導入の候補となります。
具体的には、現在の採用フローを詳細に見直し、どの部分に生成AIを導入することで効率化が図れるかを検討します。
これにより、生成AIがもたらす効果を最大限に引き出すことができます。

セキュリティや会社ルールの確認/策定

生成AIの導入に際しては、セキュリティ面での対策が重要です。具体的には、個人情報保護法などの関連法規を遵守し、社内ルールを確認・策定することが必要です。


まず、既存のセキュリティガイドラインやポリシーを確認し、AIの活用がそれに適合しているかをチェックします。また、新しいリスクに対処するために、必要に応じて追加のセキュリティ対策を講じることも重要です。


次に、セキュリティがしっかりと担保された外部の生成AIサービスを選定しましょう。例えば

  • Azure OpenAI Service(Microsoft)
  • Google Cloud Vertex AI
  • AWS Bedrock

などは、セキュリティ基準(ISO 27001やSOC 2など)への準拠や、企業向けサポート体制が整っており、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができるでしょう。

実際に活用するための準備

生成AIの効果を最大限引き出すためには、プロンプトを作成する準備が必要です。


プロンプトとは、生成AIが何をすべきかを具体的に指示するためのもので、その質が生成されるコンテンツの質を左右します。
今や、「プロンプトエンジニア」という、プロンプトを生成することでコーディングやデザインなどの業務をこなす職業があるほど、生成AIの活用は価値あるものだと見なされています。


プロンプトの作成は、「深津式プロンプト」のようなプロンプト設計の手法を参考に、目的に合ったプロンプトを繰り返し試行錯誤しながら調整します。
「深津式プロンプト」とは、note株式会社CXOの深津貴之氏が提唱したプロンプト設計メソッドで、以下の3つに構成されています。
1役割指示
AIにどのような立場・専門家として振る舞ってほしいかを明示します。
 例:「あなたは人事コンサルタントです」


2前提条件
業務や状況の背景情報を伝え、文脈理解を促します。
 例:「中途採用向けの募集要項を作成中です」


3具体的な指示
AIに実際にやってほしいことを明確に伝えます。
 例:「20〜30代向けに、親しみやすいトーンで募集要項を3提案してください」


「誰が・どんな前提で・何をしてほしいか」を明確に伝えることがポイントです。


また、複数のバリエーションを持つプロンプトを用意しておくことで、生成AIの出力の幅を広げ、さまざまなシチュエーションに対応できるようになります。


また、新しい技術導入に際しては、社内の理解と協力が不可欠です。生成AIの利用方法やその効果、セキュリティリスクを説明するための社内説明会を開催し、全社員がそのメリットとリスクを理解できるようにします。
さらに、生成AIの使用範囲や守るべきルールを明確にした社内ガイドラインを策定し、全社的な一貫性を保つことが大切です。

活用時の注意点

生成AIを導入する際には、いくつかの注意点があります。
特に、個人情報の取り扱いやセキュリティ保護の観点で、生成AIを活用する際に気を付けるべき主なポイントを紹介します。

ハルシネーション(誤情報の生成)

生成AIには「ハルシネーション」と呼ばれる、事実と異なる情報を生成する問題があります。これは、AIが大規模なデータを基に予測して生成するため、不正確な情報が混ざることがあるためです。採用プロセスにおいて誤った情報が含まれると、企業の信頼を毀損するリスクがあるため、生成された内容は必ず人間が確認する必要があります。


特に、候補者に送信するオファーレターや公式文書などには、細心の注意を払い、誤りがないかを必ずチェックすることが求められます。

セキュリティ保護

生成AIは、膨大なデータを処理するために、個人情報や企業の機密情報を入力することを避けましょう。
採用活用にあたっては、応募者の氏名や住所、学歴や経歴などの個人を特定しうる情報の入力は厳禁です。

法令(著作権等)の遵守

生成AIが生成するコンテンツが既存の著作権を侵害する可能性もあります。生成AIが学習するデータには、著作権や商標権が存在する場合があり、それを元に生成されたコンテンツが他人の権利を侵害する可能性があります。


そのため、生成物を使用する際には、法的に問題のないものであるかを十分に確認する必要があります。
また、採用プロセスにおいても、個人情報保護法や労働関連法規の遵守が必要です。


生成AIを活用することで、個人情報の取り扱いに不備が生じないよう、プライバシーポリシーを再確認し、必要に応じてアップデートすることが求められます。

採用活動の効率化にはパートナー選びも重要

今回は、どのような採用プロセスに生成AIを用いることができるかの具体例や導入ステップ、活用時の注意点などについて解説しました。


生成AIはリスクを避けた上で用いれば、これ以上ない強力な補助ツールとして業務効率化が図れます。


しかし、生成された成果物の微調整には人手が必要であり、また、実際に導入するまでには時間がかかる場合もあります。
そのため、業務効率を図るなら専門エージェントに任せるのも1つの選択肢です。


エージェントに任せることによって、採用後の契約周りも不安なく進められます。
ギークスでは人材募集〜契約、契約後の稼働まで手厚くサポートしておりますので、もしお困りのことがあればお気軽にご相談ください。


また、ギークスでは採用場面におけるAI活用における共同研究にも取り組んでいます。
▽ギークス、サービス品質向上施策の一つとして、Hmcommと音声AIを活用した共同研究を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000000486.html)


ご協業にもご興味あれば、ぜひお問い合わせください。
▽お問い合わせはこちらから!
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