【企業向け】内製化と外注どちらがいい?メリットとデメリットを解説
自社内のシステムのリプレイスや新たなサービスを立ち上げる際、システム開発を内製化すべきか外注すべきか悩む企業は多いのではないでしょうか。
この記事では、内製化と外注のメリット・デメリットを詳しく比較し、企業にとって最適な選択をするための具体的な方法を解説します。
内製化やDX推進のご担当者様、採用にお困りのご担当者様に役立つ情報をまとめましたので、ぜひ内製化へ動く前にご覧ください。
システムの内製化とは
システムの内製化とは、ITベンダーやSIerなど外部の企業に委託していた自社システムの開発を自社内で行うようにすることです。
日本の企業の多くがシステム開発を外注してきたことでITベンダー依存の問題は多くの議論を呼んでいます。
そんな中で、市場の変化やDX(デジタルトランスフォーメーション)にスピード感と柔軟性をもって対応するために、社内でシステム開発を行う企業が増えているのです。
開発スピードや柔軟性、コストやリソースの調整、セキュリティなど様々な検討要素がありますが、内製化と外注どちらを選択するのが良いのでしょうか。まずはメリット・デメリットを比較していきます。
内製化と外注のメリット・デメリット
プロジェクト成功のためには、選択肢それぞれのメリット・デメリットと自社の状況を照らし合わせて検討することが大切です。
一般的な企業で想定される双方のメリット・デメリットは下記の通りです。
主な観点を4つに分けて解説します。
1、ノウハウの蓄積
開発を外部に委託した場合、社内の担当者でもシステムの全容を把握しきれなくなる恐れがあります。社内体制を整え開発を行うことで、ノウハウが蓄積され、先の事業展開への活用や、DX化への対応もスムーズに行えるようになります。
内製化されていれば蓄積したデータの活用も社内で対応できるため、より精度の高いものとなるでしょう。
このようにノウハウを社内に蓄積することが内製化の一番のメリットとも言えます。ただし、属人化しないようノウハウの共有ができる仕組みを整備しておくことが大切です。
また一方で、社内の体制・リソースが乏しい場合には注意が必要です。外部に委託することで、社内には無い知見や技術を取り入れられる可能性もあります。品質確保のためには外部の知見を取り入れることも検討しましょう。
2、コミュニケーションの取りやすさ・柔軟性
内製化できる体制が整えば、事業方針に合わせた対応も進めやすくなるでしょう。
機能の追加・変更による社内調整なども、システムの全容を把握できていればスムーズに行うことができます。
さらに、外部に委託する場合は、業務フローや依頼背景などを、より丁寧に共有する必要があります。社内で開発することで認識の齟齬が起きづらくなることもメリットと言えます。
3、スピード
外部の企業に委託する場合には、契約の締結が必要となります。要件の増減が発生した場合にも、開発着手までのリードタイムは増えることになるでしょう。開発着手までのスピードが早くなる可能性が高いのも内製化のメリットです。
しかし、着手からリリースまでのリードタイムは、社内の体制・チームでの開発実績によるものとなります。内製・外注どちらがより早く対応できるかは一概には判断できないものです。立ち上げ当初など、リソースが不足する場合には外部リソースに頼ることも成功のポイントの一つです。
4、コスト
社内でシステム開発に対応できるエンジニアが揃っていない場合、採用や育成には多大なコストと時間がかかります。開発チームの立ち上げからスタートすることは、多くの労力が必要となるため、内製化の大きな障壁となり得ます。
また、人材以外にも開発に必要となる設備導入のコストや、保守運用などの管理体制も社内で揃える必要が出てきます。
外部に委託した場合には、設備導入や採用コストは抑えられますが、開発費用だけで比較すると割高になることが多いようです。
しかし、規模増減によるリソース調整はしやすくなります。社内異動等でリソースの調整ができる状況でなければ、事業規模の増減やフェーズに合わせたリソース調整が柔軟にできることは外部に委託するメリットの一つと言えるでしょう。
内製化・外注の判断基準
このように内製化・外注の選択は一長一短です。
企業規模、事業規模、開発規模、その事業の重要度、などによっても判断基準が変わるため、迷うこともあるでしょう。
そこで最終的に重視されるのは「コスト」です。
現状かかっている人件費や外注費など目に見える支出だけでなく、かかる期間などもコスト比較においては加味していく必要があります。内製化・外注により増えるコストと減るコストを整理し、数年先など長期的に見た際にどちらが好ましいか、検討すると良いでしょう。
段階的な内製化という手段
外注から内製化していくには、多くの労力・コストがかかります。とはいえ会社の方針や状況などから、内製化を進めていくことが必要な場合もあるでしょう。
そのような場合には、まずはリソースを一時的に外部の力で補うなど、段階的に内製化を進めていくという手段もあります。
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