エンジニアでフリーランスになった背景

エンジニアを目指した背景を教えていただけますか。

大学生の頃、私は「音楽で世界を変えたい」とバンド活動をしていました。当時、作曲も担当していたのですが、大学の研究室でプログラミングと出会い、作曲とプログラミングは、自分の頭の中で思ったものを構築していく過程が似ているなと感じました。ディープラーニングという技術を知って、「これなら世界を変えられるんじゃないか」とプログラミングの世界にワクワクしたことが最初のきっかけです。当初から自分の力で世の中にインパクトを与えられたら、という思いがありましたね。

ITフリーランスになった経緯を教えていただけますか。

当時の私は、「人に使われるのが嫌」という若さゆえの価値観を持っていました（笑）。エンジニアとして就職し、いずれは起業をしようと考えていたので、仕事の合間にアプリ開発における構想のアイデアをノートに書き留めていました。それを見た当時の会社の社長も、「起業してみれば？」と言ってくれたんです。

実際その構想を持って資金調達をしようとしたんですが、難航しました。まだまだ自分の技術力を磨く必要があると感じたこと、また、アプリ開発よりAI技術をやってみたいと思ったことから、知人に紹介してもらった企業に参画しました。私のフリーランスとしてのスタートはそこからです。参画した会社は技術力の高いエンジニアが多くおり、修行させていただきました。

フリーランスで働くメリット

今はフリーランスとして、どのような働き方をされているのでしょうか。

今は週5日、リモートワークと出社のハイブリッドワークで働いています。PMポジションで、インドで開発しているエンジニアをまとめる立場を任せていただいています。言語も文化も異なるメンバーをまとめる大変さはありますが、日々学びながら成長できているという実感があります。

フリーランスになる際に、不安などはありましたか？

フリーランスになった当時は、まだ自分が若かったこともあり、「自分ならできる」という自信を強く持っていました。また、フリーランスになるのと同時に、転職サイトにも登録していたのですが、企業から面談の依頼を複数いただいている状態で、そこで自分の市場価値をなんとなく理解できていたので、あまり不安は抱いていなかったですね。

フリーランスで働くメリットはどのようなところに感じていますか？

「自分の理想とする働き方を実現できる」ところでしょうか。

ただし、フリーランスは求められるレベルが高いので、良いアウトプットを出すための日々のスキルアップに向けた取り組みも重要です。私の場合は、毎朝新聞を読んだり、テック系のメディアを確認し技術に関する記載は必ず目を通すようにしている他、技術本の読書時間も設けています。

そうしたキャッチアップがあるなかで、自分の専門性を磨き、それが生かせる案件に出会い、その中で成果を挙げて初めてワークライフバランスが実現できる、と私は考えています。

ギークスを選んだ背景

「エージェント」と一口に言っても様々な会社があるかと思います。その中でギークスを選んでくださった理由はどのようなところにありますか？

エージェントはいくつか見ていましたが、「ギークス」という名前がかっこいいなと思い、印象に残っていました。最初の出会いはそれです。

結局複数のエージェントに登録したのですが、1番スピーディーに対応してくれたのがギークスでした。企業との商談を設定してくれるのが一番早かったと記憶しています。フリーランスになったものの、自分が参画できる案件はあるのかな、と少し心配に思っていた時期だったので非常にありがたかったです。

具体的に、印象深いエピソードはありますか？

実は、参画先の人間関係で悩んでいた時期があったのですが、今担当してくださっているCS担当のK.Iさんが親身に相談に乗ってくれて、解決までサポートしていただきました。今後長い目で見て叶えていきたいライフスタイルやキャリアも含めて、企業側にスピード感持って調整いただくなど、心強かったですね。

また、フリーランスならではの働き方をギークスが支援してくれました。
もちろん、稼働開始時間や作業スタイルについては企業との相談の上にはなりますが、「いつでも自由に働ける」という理想にかなり近づけていると感じています。

エージェントを利用したことによるメリットがあればお伺いしたいです。

フリーランス市場の情報やキャリアチェンジの事例を持つエージェント。このエージェントである第三者の意見も参考に自分の今後中長期的なキャリアも含めて相談できるのは一番のメリットだと考えています。

ギークス経由で案件に参画するまでは、いわゆるプレーヤーとして業務に携わっていたのですが、初めてPM職で参画する機会をいただきました。

PMという職種で参画し、初めて人のタスクの管理をするようになったからこそ、仕事を受ける相手の立場になって物事を考える習慣が生まれました。

これまではエンジニアとして「求められている仕事の中で最高のものを提出しよう」という意識だったので、目前の目標に集中している感じでしたが、物事を俯瞰して見た時の思考力・目的達成意識はPMという職種で案件に携わることができたからこそ得られた視点です。

このような環境で働けているのは、今後の自分のキャリアにとってポジティブでしかないなと感じています。これはギークスに案件を紹介してもらったおかげだと思っています。

今後目指す未来

今後の目標はありますか？

現在は、社内向けチャットボットの開発に携わっています。社内問い合わせ対応業務の全工程の効率化を実現するツールとして、より使いやすいサービスを目指し、拡大していきたいと考えています。

また、マネジメントをする立場として、悩むことは日々ありますが、「とにかく全部やろう」という気持ちで、日々トライアンドエラーを繰り返しながら良いチーム・サービスにしていきたいですね。

最後に、フリーランスを目指す方にメッセージをお願いします！

フリーランスは、一般的な会社員とは異なり、自分で市場価値を高める努力を続けなければならないため、「結果を出す」ことにこだわらなくてはなりません。ここに自信がある方はフリーランスに向いていると思います。

しかし、自分の力で案件を探し、結果を出すというのは容易ではありません。私にとってのギークスさんのように、自分に本当に合っている案件を紹介してくれる、信頼のできるパートナーを見つけること。フリーランスで長く活躍する秘訣はそこにあるのではないかと、私は考えています。

左：ITフリーランスのT.H様
右：ギークスのカスタマーサポート担当のK.I

ありがとうございました！