エンジニアでフリーランスになった背景

ITフリーランスになった経緯を教えていただけますか。

私は大学生の頃からプログラミングを学習し、エンジニアを目指していました。手に職をつけられることや当時IT革命が話題になった時流もあって、プログラミングで生きていこうと思っていたんです。

新卒でエンジニアとして就職し、中小企業のシステム開発・運用を行いました。その後、転職を重ねる中で、、正社員での働き方に違和感を覚えました。自分が鍛えていきたいスキルや技術が会社の方針と一致しないと、チャレンジできないなと思ったんです。今後のエンジニアとしてのキャリアを考えた時に、もっと自分の力をつけていきたいと考えました。

また、地方に住む両親が万が一病気になった場合などを考えると、働き方に融通が利く方が良いなと思い、自由度の高いフリーランスは魅力的に感じました。

フリーランスになるまでに障壁を感じることはありませんでしたか？

私がフリーランスへ転身した当時はまだまだフリーランスへのイメージも定着しておらず、周りからは正社員としてエンジニア職に就いているのに、なぜ不安定な環境に進むのか？と反対されました。

しかし、エンジニアとしてのスキルを高めていくために自分で判断した道なので、周囲から反対を受けたからといって迷うことはありませんでした。

フリーランスで働くメリット

今はフリーランスとして、どのような働き方をされているのでしょうか。

今は週5日、フルリモートで働いています。

参画先では、案件を探していた際に希望していたAWSの経験を積むことができています。自分のスキルを活かしながら、新たな学びを得られる環境で、非常に良い現場に参画できていると感じています。元々フリーランスになった背景であるスキルアップも実現できています。

フリーランスになって変化したことや気づいたポイントはありますか？

一番大きく影響を受けたのは仕事に対するマインド面でしょうか。フリーランスは即戦力として期待されているため、待ちの姿勢ではなく、能動的にアクションをとっていくことが求められます。疑問点があっても「どうしますか？」とただ聞くのではなく、「こうするのはどうですか？」と提案ベースで持っていくのも重要なポイントです。このアクションができるかできないかで、自分の市場価値も大きく変わります。

また、自分がいることの意義やバリューの発揮にも意識がいくようになりました。正社員と違って、フリーランスは今後のキャリアを保証されているわけではありません。自分が50歳になっても案件を受けられるかどうかは、各現場で自分がどのような価値を生み出せたかによって変わってくると思っているので、その意識を忘れずに日々仕事に取り組んでいます。

ギークスを選んだ背景

「エージェント」として、ギークスを選んでくださった理由はどのようなところにありますか？

最初に知ったきっかけは、４年ほど前に⼀度フリーランスを⽬指していたときに、評判の良いエージェントということで気になっていまして。
初回の⾯談でしっかり対応いただけそうなことを確信したので、登録させていただきました。 また、エンジニア系の情報発信で有名な⽅が「ギークスさんなら間違いない！」と発⾔していたことも記憶しており、それも登録の後押しになっています。

ギークス経由で案件に参画して感じた他社との違いは、既に身に付けているスキルだけでなくポテンシャルまでを見て提案をしてくれるところです。他社で多かったのは、これまでの経験・スキルから参画先を頑なに決められてしまうこと。自分の中で新たに挑戦したいという気持ちがあっても、なかなか汲んでもらえないと感じていました。

ギークスは、「この経験があれば、ここもチャレンジできるかと思いますがどうですか？」と、親身になって可能性を広げてくれるんですよね。今後の目標や習得したいスキルを加味して参画先を相談できるのはとてもありがたいなと思っています。

親身にと話してくださいましたが、詳しく教えていただけますか？

担当のA.Tさんは大阪支店にいらっしゃるので、いつも遠隔でサポートいただいていますが、困った時や相談事がある時も迅速にレスポンスをくれる、かつ、参画企業への理解も深いので、かなりスムーズにコミュニケーションを取ることができています。「やろう！」と思った熱量のままですぐに話せるのはモチベーションにも大きく関わってくるところだと思います。

また、最近家庭の都合でお休みの調整が必要になった際にも、参画先企業への連絡などスピーディーにフォローいただき、とても助かりました。

他にエージェントを利用したことによるメリットがあればお伺いしたいです。

フリーランスになってからより自覚するようになったのですが、交渉事に壁を感じる場面が何度かありました。
フリーランスは自分で「単価の交渉」を行い、市場価値を高めていかなければなりません。「単価交渉」は⾃分のことをアピールする必要があり、業務での調整事と⽐べると、個⼈的には⾮常に神経を使うものであると思っています。

ギークスの担当者は本音ベースで話せる上に、私の要望の実現に向けて企業の方々とやりとりをしてくださっているので、間に入ってくれて非常に助かっています。苦手な物事をお任せできることで、ストレスを感じることなく、意識を仕事だけに向けることができるのはありがたいですね。

今後目指す未来

エンジニアとして、今後取り組んでいきたいことはありますか？

現在技術に関する本の執筆(出版)やロジカルシンキングについて講義、プログラミングスクールでメンターとして生徒に教えたり、AWS関連のコミュニティ運営にも関わっていたりと技術面だけでなく、いろんなことにチャレンジすることができています。

ゆくゆくは自分でもサービス開発ができたらと考えています。フリーランスのより働きやすい環境をサポートできればと思っており、自身の経験も活かしながら実現していきたいなと。そのためにも、エンジニアとして様々な経験を積んでいきたいですね。

最後に、フリーランスを目指す方にメッセージをお願いします！

ITフリーランスへの転身を迷った時は、同業種で同じような悩みを抱えているITエンジニアの方に相談するのが良いと思います。エンジニアは今「探せば仕事がある」状態なので、その温度感を知っている人に話さないと感覚や温度感も一致しません。そんな中で諦めるよりも、知見のある方に相談するのが一番早いでしょう。

フリーランスとなると、周りの方に「正社員の方が良いんじゃないか」と、止められるかもしれません。でも、どの道が正しいかなんてやってみないと分かりません。私はフリーランスの道を選んでよかったと思っています。年齢的にも若いのであれば会社員に戻れるタイミングもあるかと思いますし、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。

左：ITフリーランスのY.K様
右：ギークスのカスタマーサポート担当のA.T

ありがとうございました！