ITフリーランス市場で引き合い多数。市場価値の高いフルスタックエンジニアになる方法
エンジニア界のオールラウンダー、「フルスタックエンジニア」という呼称が登場して数年が経ち、すっかり定着しました。複数の技術領域や開発工程を一人で担当することから、人材不足が叫ばれるエンジニア市場で高い評価を受けており、同時にフルスタックエンジニアを目指す若手エンジニアも増えています。
この記事では、ITフリーランス市場におけるフルスタックエンジニアの現状や、フルスタックエンジニアとしてのキャリアの積み重ね方について解説していきます。
フルスタックエンジニアは、スタートアップやベンチャー企業と好相性
フルスタックエンジニアに明確な定義や必要な資格はありません。一般的にはシステム開発において幅広い知識や経験を持ち、さまざまな技術分野でスペシャリストとして立ち回れるオールラウンダーなエンジニアがフルスタックエンジニアと呼ばれています。
各分野のスペシャリストを何人も集めることが難しいスタートアップ企業や、開発スピードを早めたいSaaS系ベンチャー企業を中心に募集や引き合いが多いことが特徴です。
こうした環境では、設計から実装までを自立して行うスピード感や、新しい分野に挑戦しながらの柔軟な立ち回りを期待されています。幅広い技術のインプットとアウトプットを繰り返すことができるので、エンジニアにとってもさらなる成長が見込めるでしょう。
こうした意味で、スタートアップやベンチャー企業と、フルスタックのITフリーランスは、双方にとって好相性のマッチングだと言えます。
フルスタックエンジニアの市場ニーズが伸びた理由
フルスタックエンジニアが注目を集めた背景には、システム開発における手法の変化がきっかけです。そもそも「フルスタックエンジニア」という呼称は、アジャイル開発が一般に普及した頃に登場し、徐々にスタンダードなフレーズになりました。
これまで主流だったウォーターフォール開発では、工程や技術領域によって明確な担当分けが行われるため、エンジニアにはそれぞれに適した専門性が求められていました。一方アジャイル開発では、タスク毎に担当を割り振り、数週間単位でアップデートを繰り返すので、複数の専門性を持ち、ときに業務をオーバーラップして対応できるエンジニアに高い評価が集まるようになりました。
さらにクラウドサービスの普及により、インフラやデータベースにまつわる作業をある程度外部に委託できるようになったことで、少数精鋭のチームでシステム開発するケースが増えました。こうしたシステム開発の環境やトレンドの変化が、フルスタックエンジニアの需要を加速させており、この傾向はしばらく継続すると見られます。
フルスタックエンジニアになるため5ステップ
フルスタックエンジニアとして活躍するには、どのようなスキルや経験が必要でしょうか?以下に挙げる5つの項目から、足りない部分を補うかたちでスキルアップを目指しましょう。
1.プログラミング
2.モバイルを含むOSや開発環境の理解
3.クラウドサービスの設計構築
4.DBやサーバー、インフラ領域の理解コ
5.コミュニケーション
1.プログラミング
まずなんと言っても、プログラミングスキルは欠かせません。フルスタックエンジニアの場合、要件定義から実装作業まで、一人で担当するケースが想定されるからです。開発言語は案件によってさまざまですが、スタートアップ企業やベンチャー企業に人気の高い言語を複数習得しておくと、引き合いが多くなるでしょう。
今であればサーバーサイドは、GOやPython、Node.jsを採用するのがトレンドです。フロントエンドは引き続きJavaScriptが主流で、ReactやVue.jsなどの人気のフレームワークを抑えておくと良いでしょう。
2.モバイルを含むOSや開発環境の理解
バックエンド開発やウェブサーバーの組み込みをする際に、OSにまつわる知識や経験が必要になってきます。特にモバイルアプリ開発を同時に行う案件が多くなっていますので、iOS / Android に関しての知見があると、仕事に活かしやすいでしょう。
3.クラウドサービスの設計構築
クラウドサービスは近年ますます導入が加速しているので、導入時やシステム連携の際に知識や経験が活かされるでしょう。なかでも現在トップシェアであるAWSは、抑えておきたい技術領域だと言えます。
4.DBやサーバー、インフラ領域の理解
サーバーサイドの開発と合わせて、データベースの設定や構築を行うシチュエーションが想定されます。アジャイルやスクラム開発を行う環境で、複数のエンジニアが参加することを念頭に、使いやすいデータベースを構築するスキルはきっとどの現場でも役立つでしょう。
また、ネットワークに関する基本的な知識も必要です。TCP/IPなどのネットワークプロトコルやOSI 7階層モデルのレイヤー概念を理解しておくことで、インフラ周りからの開発、管理が可能になります。
5.コミュニケーション
フルスタックエンジニアは、複数の工程や分野を一人で担当することになりますが、実はその分クライアント担当者との折衝機会が増えることが想定されます。クライアントの要望を引き出すヒアリング能力や、各所との調整業務など、円滑なコミュニケーションでスピード感のある開発を実現させましょう。
将来性の高いフルスタックエンジニア。フリーランス案件はギークスジョブへ
経済産業省の発表によると、2030年に79万人ものエンジニア不足に陥ると言われています。こうした深刻な人手不足のなかで、複数の専門性を持ち柔軟な立ち回りができるフルスタックエンジニアは、今後ますます需要が高まることが見込まれます。
フルスタックエンジニアを目指すには、さまざまな技術分野にまつわる知識、経験を積み重ねることが必要です。独学はもちろん、職場でのジョブローテーションを含めて、専門性を広げるチャレンジができる環境に身を置くことが、キャリア形成の近道になるでしょう。
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