2024年も手堅い！？PHPの人気傾向とは

PHPは、ラスマス・ラードフが動的なWebページを作成するため、個人的にC言語を用いて開発していたプログラムです。1995年にはオープンソースライセンスの下で公開され、利用者及び機能の追加を行う開発者たちが増えた結果、何度も大きなバージョンアップを経て、今日に至っています。

2023年11月に最新のバージョン8.3が約1年ぶりにリリースされました。このバージョンでは、主にクラス定数の強化、Readonly機能の修正がリリースされています。クラス定数の強化では、クラス定数に型指定をすることが可能になりました。
一度設定された値を後から変更できなかった、Readonly機能についてはクローン作成中にReadonlyプロパティを再度初期化できるようになりました。

W3Techs社の調査では、サーバーサイドのWeb開発言語のうち76.4%をPHPが占めており（2024年4月時点）今も圧倒的なシェアを誇っています。
PHPはWeb系の開発に適しているため、Webサービス、ゲーム、ECサイトなどで広く使われています。自社サービスを扱っているエンドクライアントの案件が多いため、業界も多岐に渡ります。

また、効率的な開発を可能にするフレームワークやライブラリが多く、これが人気を支える一つの強みでもあるでしょう。フレームワークを使用した開発実績を作ることで、案件獲得がしやすくなります。大規模な開発には向かない言語と言われていますが、バージョンの更新により処理速度も改善しています。今後も中小規模の開発で多く採用される言語と言えるでしょう。

▼参考：W3Techs社 Webサイトのサーバーサイドプログラミング言語の使用統計における過去の年次傾向

圧倒的なシェアを占める一方で、近年ではPHPの将来性を心配する声もあります。
アプリやAI・機械学習など新しい技術の登場により、それに適した言語が台頭してきていることも事実です。ただしプログラミング言語は、そのシステムにおいて最適な技術が使い分けられているものです。長い歴史をもつが故に「流行りの言語」と呼ばれる時代は過ぎたかもしれませんが、サーバーサイド開発において、これだけのシェアを安定的に獲得している以上、PHPエンジニアの需要は継続するでしょう。

実際に、2024年4月時点でのギークスジョブでの掲載案件数は約1400件と、全案件数の約25%を占めています。新たな技術が生まれニーズが変化する中でも案件の豊富さは1、2位を争う人気の言語です。

絶えず技術が進化するIT業界では、最新の需要動向を把握することも大切です。
しばらく同じ案件で稼働されている方も、今よりも良い条件で案件を獲得するために、まずはギークスジョブへご相談ください。専任のアドバイザーが今の市場感を伝えつつ、皆様のご希望を叶えるために親身になって案件をお探しします。

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