退社・入社準備~年金と税金~

年金と税金の問題は、企業に勤めるエンジニアが退社し、また転職して入社したり、フリーランスとして活動したりする上でも重要な手続きで、決して忘れてはいけません。
退職してすぐに転職先へ入社するのであれば問題はありませんが、ある程度の日にちが空く場合には、それまで会社がしてくれていた手続きをすべて自分で行わなければなりません。それまでは年金も税金も会社が給与から天引きしていたので、普通にエンジニアとして勤めていると、そうした手続きがあることも忘れてしまいがちです。
しかしフリーランスになるとそういうわけにもいかず年金や税金の手続き、支払いはすべて自分で行わなければなりません。
年金の手続きの流れ
まずフリーランスの年金については、国民年金に加入します。
会社勤務のエンジニアは厚生年金に加入していますが、退職すると厚生年金から外れて種別を変更する手続きが必要です。手続きについては退職から14日以内に、住んでいる地方自治体の役所や役場の国民年金窓口で行います。
年金手帳や印鑑、離職票、退職証明書などといったように退職日がわかる書類を持参して、手続きをします。
その後、正社員として転職先へ入社する際には国民年金の手帳を転職先に提出し、厚生年金への再度の加入手続きをしてもらうことになります。
税金については、住民税と所得税の2種類があります。
住民税の手続きの流れ
住民税は、退職した時期によって納付の方法が異なります。
6月から12月に退職したのであれば、前年の所得にかかる課税分のうち、翌年5月までに納付する残額を一括か分割で納付します。この点は、退職する会社に伝えておきましょう。
1月から5月に退職した場合であれば、前々年の所得への課税分を同じように納付します。
所得税の手続きの流れ
所得税に関しては年内に再就職した場合、しなかった場合で手続きが異なります。
年内に再就職した場合は再就職先の会社で年末調整をしてもらうことができますから、前職の源泉徴収票を提出すれば手続きが完了します。
年内に再就職しなかった場合には会社で年末調整をしてもらうことができないため、確定申告の手続きが必要です。
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