リモートワーク・ご商談等のオンライン対応について

ギークスジョブの掲載案件はリモートワークでの参画がご相談可能です。
また、現在実施している個別説明会、各種イベント、顧客企業様との商談打ち合わせはオンラインでご対応いただけます。

ITフリーランスの業務委託契約にまつわる書類の流れ

作成日:2024/07/30(火) 基礎知識

ITフリーランスの業務委託契約にまつわる書類の流れ

業務委託契約で仕事をする場合、契約や支払いにまつわる書類の発行や管理も重要なタスクになります。ただし専門色の強いITフリーランスでは、こうした書類仕事はフリーランスになって初めて経験するという人も多く、苦手意識がある人も多いのではないでしょうか。まずはどのタイミングでどの書類が必要になるのか、契約締結から契約終了までの流れを把握しましょう。この記事では業務委託契約で必要になる、書類をまとめてご紹介します。

業務委託契約にまつわる書類の種類と内容

業務委託契約(準委任)で必要になる書類を、契約締結からの流れに沿ってご紹介していきます。

<初回契約締結時に1度だけ交わす、取引のベースとなる契約書類>

業務委託基本契約書(基本契約書)

業務委託という形態で仕事を行う場合に必要な事項を包括的に定める契約書です。内容としては主に、大まかな委託業務、個別契約の取り扱い、委託期間、納品方法、委託料の定め方・支払方法、契約解除事由、損害賠償、権利の帰属、契約不適合に関する定めなどが記載されています。記載しなければならない統一規定はなく、双方合意の上で締結されます。


秘密保持契約書(NDA/守秘義務契約書/機密保持契約書)

仕事上で知った営業秘密や個人情報などの漏洩を防ぐため、情報管理のあり方について取り決める契約書です。開示された情報を業務以外の目的で使用しないこと、第三者への開示や提供の可否及び方法、適切な管理方法の定め、契約終了後の取り扱いの定めなどが記載されています。
業務委託基本契約書に内包されている場合もあります。

<業務開始までに、具体的な仕事内容や金額の取り決めを行う契約書類>

見積書

ITフリーランスがクライアントへ向けて発行する最初の書類です。双方ですり合わせた業務内容や期間、見積り工数、委託料や支払い期限などを記載し、クライアントに提示するものです。


発注書(注文書)

クライアントがITフリーランスへ向けて発行する書類です。業務内容、期間、委託料、支払い期限などが明記されています。


注文請書

「ちゅうもんうけしょ」と読みます。クライアントから受け取った注文書に対して、ITフリーランスがその内容を承諾して、業務を受諾したことを示すために発行する書類です。


「発注書」と「注文請書」には、多くの場合「見積書」の内容がそのまま記載されることになります。
また、「発注書」と「注文請書」をそれぞれ発行するのではなく、一通の「個別契約書」を作成する場合もあります。

<業務完了後、委託料の支払いにまつわる書類>

請求書

委託業務遂行の対価として委託料を請求するときに、ITフリーランスがクライアントへ向けて発行する書類です。準委任契約で働くITフリーランスの場合は毎月精算するのが一般的なので、月1度のペースで発行が必要になります。


支払明細書

クライアントがITフリーランスへ向けて発行する書類です。支払った金額や内訳、内容などが記載されています。正社員の給与明細に代わるものとして、ITフリーランスが不動産やローンの契約をするときに活用する場合もあります。

<年に1度受け取る書類>

支払調書

正式には「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」と言います。クライアントは、誰にどのような内容で、年間いくら支払ったのかを税務署に報告する義務があり、そのために作成する書類です。多くの場合、ITフリーランスにもコピーを交付し、ITフリーランスはその内容に誤りがないかを確認することになります。

よくあるQ&A

Q1.注文書の内容が基本契約書と違っています。基本契約書を書き換える必要がありますか?
A.いいえ、その必要はありません。基本契約書は取引のベースとなる取り決めです。ただ、実際の依頼の内容によっては、事前に定めた基本契約の合意内容では対応できない場合があり、そのような場合には、個別契約によって基本契約と異なる合意がされることになります。なお、基本契約と個別契約との優先関係については、通常は基本契約で定められていますので確認が必要です。


Q2.これらの書類に有効期限はありますか?
A.有効期限はありません。もし期限を定める場合には、書類内容に記載します。


Q3.知人から口頭で発注を受けましたが、これも契約になりますか?
A.口約束であっても契約は有効ですが、文書が残されていない場合、どのような契約であったかその内容が曖昧になったり、仮に委託料が支払われなかった場合に支払根拠の証明が難しくなってしまいます。そこで、文書で契約条件をしっかりと残すことが重要です。また2024年11月から施行されるフリーランス保護新法では、フリーランスへの依頼が決まったタイミングで直ちに書面または電磁的方法で条件を明示することが求められています。電子メールやチャットでのやり取りも対象になりますので、簡単な内容でも双方合意のログを残すようにしましょう。

ITフリーランスの書類発行業務は、上場企業のギークスジョブにおまかせ

業務委託契約で仕事を受けると、さまざまな書類が必要になることをご紹介しました。特にITフリーランスになって間もない頃は、本業以外に発生する事務仕事に戸惑い、手間に感じる方も少なくありません。こうした声を受けて、ITフリーランス専門エージェントのギークスジョブでは、ご契約者さまの書類作成業務等を無料でサポートしております。


またITフリーランス専門エージェントとして20年以上の長い経験と、上場企業の厳しい審査基準で定められた契約書の記載事項には、多くのITフリーランスからご好評をいただいております。ギークスジョブは、フリーランスを影から支えるエージェントとして、営業活動はもちろん、契約書類や請求書発行などの業務まで、包括的なフリーランス支援体制に強みがあります。


ギークスジョブのサポートをご希望の方は、まずは無料登録をお待ちしております。理想の働き方が実現できるよう、案件探しから丁寧にサポートいたします。


▽ 無料登録(エントリー)はこちら
https://geechs-job.com/entry


まだフリーランスになることに迷いがある方へは、独立のご相談から承ります。これまでのご経歴やキャリアの目標をお伺いしながら、お一人おひとりに寄り添ったキャリアプランのご提案をいたします。


▽ 独立相談会への無料エントリーはこちら
東京:https://geechs-job.com/event/details/1
大阪:https://geechs-job.com/event/details/2
福岡:https://geechs-job.com/event/details/3
名古屋:https://geechs-job.com/event/details/189

その他のおすすめ記事

確定申告で所得控除できるもの一覧|ITフリーランスをサポートするギークスジョブ

ITフリーランスの方のための『お役立ち情報』をご紹介しています。この情報のテーマは確定申告で所得控除できるもの一覧です。geechs job(ギークスジョブ)では、「フリーに生きる」ためのノウハウをご紹介し、ご希望のキャリアやライフプランを実現できるように、サポート致します!

ITフリーランスの案件探しならgeechs job

IT業界・企業情報の専門知識を持ったコーディネーターが、あなたに合う案件をご紹介。
ITエンジニアとしてのキャリアに弾みを付けませんか?

  • ・独立して新しいキャリアを築きたい
  • ・スキルを磨いて、更なる高みを目指したい
  • ・今よりも高い報酬を

ITフリーランスエージェントのgeechs jobが、あなたの未来に向けて伴走します。

シェア

いきなりフリーランスとして活動するのは不安...という方へ

業界・専門知識の豊富なコーディネーターが、関東、関西、福岡で無料セミナーを実施しています

こんなお悩みはありませんか?

  • 自分のスキルでフリーランスになれるか不安
  • 安定した収入を得られるのか不安
  • 税金や保険などの手続きがどうなるのか知りたい

まずは、ギークスジョブの無料イベントに参加してみませんか?
まだ本格的に活動する予定がない方も、情報収集の手段として活用されています。
不安や小さな不明点を解消する場として、是非ご利用くださいませ。

イベント一覧を見る
上に戻る