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CentOSサポート終了。後継OSの選び方とは?

作成日:2024/06/26 (水) TECH

CentOSサポート終了。後継OSの選び方とは?

CentOS7のサポート期限が2024年6月30日と間近に迫っていますが、OSの移行はお済みでしょうか?サポート終了後もCentOSの使用を続けるのはリスクが高いため、早急かつ安全に後継OSへの移行をお勧めします。この記事ではCentOSサポート終了によって発生するリスクや、後継OSの候補を紹介していきます。

サポート終了後もCentOSを使い続けるデメリット

2024年6月末にCentOS7のサポートが終了することで、CentOSの公開やメンテナンスが全て終了することになります。サポートが終了しても現行のCentOSを使い続けることはできますが、セキュリティの危険性や追加コストの面からも避けたほうが無難です。その理由を簡単に整理します。

セキュリティリスクが高まる

「サポートが終了する」とは、メンテナンスが行われないということで、アップデートやセキュリティパッチの提供がされなくなります。つまり新しく発見された脆弱性への対処ができないので、外部からの攻撃に侵されるリスクが高まり、大変危険な状態になります。


すでにメンテナンスが終了しているCentOS6、CentOS8でも、脆弱性が多数発見されており情報流出や、のっとり、ランサムウェア被害などの実害が懸念されています。特にCentOS7は世界的にユーザーが多かったので、悪意ある攻撃のターゲットになる可能性が高いと予測できます。

システム互換性に問題が生じる

外部システムと連携する際、古いOSだと正常に動作しない可能性があります。AIや機械学習を用いた最新の分析ツールや、新しい決済システムなど、新しい技術を取り入れたくてもできないという状況は、ビジネスに不利益をもたらします。

運用コストがかかる

公式のサポートは終了しますが、それでも使い続けるなら、独自のセキュリティ対策を講じる必要があります。自社で保守運用を行うか、「CentOS7延長サポートサービス」のような外部サービスを活用するかという選択になりますが、いずれにせよこれまで無料で使えていたものに保守費用がかかることになります。

CentOS7の後継OSを選ぶ際のポイント

CentOS7サポート終了でOSの移行が必要になりますが、後継OSはどのような基準で選べばよいのでしょうか?考えられる選定のポイントを紹介します。

RHEL互換性

CentOSの移行コストを最小限にするため、CentOSの派生元であるRHEL(Red Hat Enterprise Linux)との互換性があるOSを選ぶとよいでしょう。

安定性

システムを安全に利用できるようにするためにも、安定性に関する信頼があることは必須条件となるでしょう。定期的なセキュリティアップデートの予定があるのか、長期サポートの宣言があるのか、など先々の安定性について確認しましょう。

技術サポート

技術サポートの程度は、各製品やサービスによって差が出るところです。日本語での個別サポートがあるのかも含めて確認しておきましょう。

コスト

CentOS7は無償提供でしたが、他のOSでは費用が発生するものもあります。利用するにあたりサブスクリプション型で発生するライセンス料や、技術サポートを受けるためのサポートコストなど、どのようなコストがかかるかは製品により異なります。


上述したRHELはサブスクリプション型の商用製品でライセンス料が発生しますが、CentOS7との互換性が高いため他のOSよりも移行コストを抑えられます。逆にUbuntuやDebianなどの別系統の無償OSならライセンス料は発生しませんが、移行コストがかかることが懸念材料になるでしょう。

CentOSの後続OS候補

上述した選出のポイントを加味した上で、CentOS7の後続OSとして有力候補となるOSを3つご紹介します。


・RHEL(Red Hat Enterprise Linux)
CentOSを提供するRedHat社が推奨する後続OSです。CentOS7はRHELから派生したものなので、移行もスムーズで最小限の学習コストで同じパフォーマンスを引き続き使用できます。有償提供にはなりますが、CentOS7に比べて多彩な機能やツールが用意されおり、サポートも充実しています。



・MIRACLE LINUX
コストを抑えるなら、無償提供のMIRACLE LINUXも有力な候補になるでしょう。REHL互換性があり日本語でのサポートが受けられるので、スムーズに移行を完了できます。また2032年までサポートがあり、安定性の面でも信頼して利用できるでしょう。



・AlmaLinux OS
コミュニティ発信でRHEL互換性のある無償OSです。コミュニティ運営を守るAlmaLinuxOS財団は、CloudLinux Inc.他25社以上のスポンサーのサポートを受けています。2032年までのサポートが約束されており、リリース速度も早いので安全性への信頼もおけるでしょう。

ITフリーランスの仕事探しはトレンド把握がポイント

CentOSのサポート終了で、後継OSへの移行が余儀なくされている状況です。このように製品のサポート終了や、それに伴う新製品の台頭は、開発環境のトレンドを変化させるきっかけになります。ITフリーランスの求人・案件にも、このトレンド変化はすぐに反映されることと推測されます。つまり活躍し続けるフリーランスであるためにも、常に最新の技術トレンドを常にキャッチアップし続ける必要があるのです。


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