2024/9/26 木
とにかく行動、挑戦してみることが大事。個人で責任を持てるフリーランスが楽しいーエンジニアインタビュー
H.F様 40歳
- ポジションシステムエンジニア
- メインスキルKotlin、TypeScript
- フリーランス歴8年
ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」は、スキルや経験、希望する働き方などのこだわりを軸に、企業の様々な案件を探すことができます。ITフリーランス一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつき、プロジェクト参画の為の商談設定や条件交渉、契約手続きを代行する他、現場へ参画した後にはメンターとして、トラブルの防止や円滑な業務進行を支援し、安心して仕事に取り組める環境作りをサポートしています。
今回は、ギークス経由で案件に参画し、ITフリーランスとして活躍するH.F様にインタビューを行いました。
この記事の目次
H.F様:エンジニア歴は約16年、フリーランスとしては約8年の実績をもつ。参画先ではサーバーサイド・フロントエンドどちらの開発も担当。チームマネジメントやプロセス改善も行い、チームを牽引する立場としてご活躍。
エンジニアでフリーランスになった背景
まず現在のお仕事について教えてください。
ウェブアプリケーションの開発をしています。主にKotlinでサーバーサイドの開発、TypeScriptでフロントエンドの開発をしています。
また、開発だけではなくチームのマネジメントやプロセス改善も行っています。プロジェクトを進行することに邁進するうちに、マネジメントも任されるようになっていきました。
開発以外にも幅広く関わっているのですね。そもそもITフリーランスになったきっかけは何だったのでしょうか?
私が高校生の頃は、まだプログラミングの授業はなかったのですが、物理の先生がきっかけでプログラミングに触れたことから始まっています。大学に入ってからもプログラミングは学業と趣味で続けていて、新卒でいわゆるSIer企業にエンジニアとして就職しました。
その後SESの企業に転職して、顧客先に常駐で開発をしていました。そして約8年前にフリーランスとして独立しました。エンジニア歴は約16年になります。
フリーランスとして独立したきっかけは、「モダンな開発環境や開発プロセスにも触れておきたい」という気持ちが一つの動機です。勤めていたところはどちらかというとレガシーな環境でした。案件を自由に選べるフリーランスは、モダンな環境に触れてスキルを磨きたいという希望を叶えやすかったです。
エンジニアをしていて楽しいこと、辛いと感じることはありますか?
お客様と会話して、製品を作っていく過程が楽しいです。
今のお客様先では、大きなSIerで請けるような大規模な開発ではないので、要件定義に長い時間は使いませんが、ベンチャーのように早いスピード感で形になっていくのが楽しいですね。
逆に辛いことは、仕様を決める段階で合理的ではない選択をしなければいけないことが続く時です。事業方針に意見をすることが難しい立場上、振る舞いを考えなければいけないということもあります。それでも、立場上振る舞いを考えながら、事業方針に意見を述べることもありました。
フリーランスで働くメリット
フリーランスで働かれて約8年、感じるメリットは何ですか?
一言で表現すると、選択肢が多いことです。やりたいことを自分で選択できるのが1番魅力的に感じています。
また、技術面だけではなく、言語や業界といった面で、いろんなものに触れられるところです。一般的なSESの会社では、同じ取引先をメインに担当することが多いので、あまり業界や言語は広がっていかないように感じます。私がSESで長くいた会社でも、長期で1社の案件をやっていました。その点、フリーランスになって色々な案件を受けられるようになったことはメリットだと思っています。
フリーランスになってスキルアップしたなと感じますか?
そうですね。技術もそうですが、どちらかといえば人間関係や、コミュニケーションの面での成長を感じています。
チームに所属するという意味では、フリーランスでも社員でも変わりはないですが、個人として所属することになるので、社員よりも伝え方を綿密に考える必要があると思っています。より責任感を持って取り組む、考える、という意識があるので、成長につながっていると思います。
より責任が重くなることや、コミュニケーションが必要になることは、デメリットではなかったですか?
デメリットではなかったです。人によってはデメリットだと感じる人もいるとは思いますが。個人として責任を持てる楽しさも感じますし、仕事をする上で気をつけること、考えなければいけないことはフリーランスであろうと社員であろうと変わらないと思っています。
会社員でSESなどでお客様先に出ると、若い人は特に社内の上の人から守られることが多いです。守られることが良いと捉える人もいるのでそれぞれですが、私は自分でコミュニケーションを取って、責任を持てることに楽しさを感じています。
お仕事をする上で、1番大事にしていることは何ですか。
若い時に先輩社員に言われたことですが、「いろんなことに興味を持って、首を突っ込む」ことですね。
例えば、システムの障害対応ですが、対処する人は固定化されてしまうことが多いです。担当でなかったとしても、無視できる立場であっても、そういった対応から得るものが沢山あるので、私はなるべく関わっていくようにしています。
ユーザーがいて、その業務を成り立たせるビジネスがあって、役に立つシステムが出来上がるには、その全部に関わる必要があります。身近に起こっていることで無関係なことは何一つないはずです。自分に割り振られる仕事だけやればいいというわけではないと考えてるので、色々なことに興味を持っています。
ギークスを選んだ理由
長くご契約いただいていますが、ギークスを選んでくださったきっかけは何ですか?
サポート担当の方がついてくださっていることが安心感に繋がっていることが理由のひとつです。フリーランスは孤独なので、入ったばかりの頃は心細いこともありました。
日々コミュニケーションを取っていただいて、案件での困り事を相談できたりと心の安定につながっています。
他に、ギークスを選ぶメリットはありますか?
フリーランスとして必要なことを総合的に対応していただけるところだと思います。
スキルや経験をしっかり把握していただいており、ご紹介いただいた案件が大きく希望とずれていることもありません。面談のサポートや単価の交渉、参画後のサポートなど、総合的に対応していただいて助かっています。
今後目指す未来
今後、挑戦したいことや目標はありますか?
技術のトレンドもおさえながら自分の製品開発もしたいと思っています。今はお客様先の製品の開発をしていますが、自分で何か作りたいなと思っています。ブラウザのプラグインなど小さなものは、休みの日を使って作っています。
これからエンジニアを目指す初心者の方にオススメの言語は何ですか?
C言語と言いたいところですが、Javaかなと思っています。自分自身が大学で最初に触ったのはC言語だったので、最初にやるならC言語というイメージを持っているのですが、メモリ管理などが難しくて入門向きではないかなと感じています。その手間だけで言ったら、Javaだけではないと思いますが、やはり案件が多いイメージがあるのでJavaがお勧めだと思います。
最後に、エンジニアを目指す方へアドバイス、メッセージをお願いします!
まずは、とにかく行動、挑戦してみることが大切だと伝えたいです。
エンジニアを目指すなら、言語は何であれ、最初に作りたいものがあると取り組みやすいと思います。ただ言語の本を買って勉強するよりも、ゲームでもアプリでもWebサービスでも、何か作ることを目標において、それに必要なことを調べていくと、勉強すべきことも見えてきます。
資格だけあっても実務経験がないと難しいこともあるのかなとは思いますが、二の足を踏んでいても始まらないので、前に進むアクションを取っていけるかどうかが大切だと思います。
ありがとうございました!
H.F様のインタビュー動画
あとがき
さらなるスキルアップを目指してフリーランスへ転身されたH.Fさん。「フリーランスになり技術だけでなく、人間関係やコミュニケーションの面での成長を感じています。」とお話しいただきました。