2024/1/25 木
責任感の大きさが、フリーランスとして働く上での面白さーエンジニアインタビュー
H.T様 51歳
- ポジション開発PL、システムエンジニア
- メインスキルJava、Kotlin、C++
- フリーランス歴9年
ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」は、スキルや経験、希望する働き方などのこだわりを軸に、企業の様々な案件を探すことができます。ITフリーランスの方、一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつき、プロジェクト参画の為の商談設定や条件交渉、契約手続きを代行する他、現場へ参画した後にはメンターとして、トラブルの防止や円滑な業務進行を支援し、安心して仕事に取り組める環境作りをサポートしています。
今回は、ギークス経由で案件に参画し、ITフリーランスとして活躍するH.T様にインタビューを行いました。
この記事の目次
H.T様:新卒時代からエンジニアとして就職し、正社員でスキルを身につけていく中でスキルアップを目指しフリーランスへ転身。参画先の案件のプロジェクトリーダーとして、現場のマネジメントも行う。
エンジニアでフリーランスになった背景
エンジニアとしてのキャリアを教えてください。
新卒で大手企業にエンジニアとして就職しましたが、業務で関連する知識以外は習得ができず、スキルアップが見込めない状況に、「このままだとエンジニアとして生きていけないのでは」と不安を抱くようになりました。スキルをもっと高めていかなければ、自分で環境を選ぶことは今後難しくなっていくだろうと考え、スキルの幅を広げるために、まだ触れていなかったプログラミング言語を学び始めました。当時は組み込みエンジニアとして働いていたので、業務に直結するC言語の学習を選びました。
2社目は受注(技術寄りの営業)から開発、納品までの経験を積める環境を望んで転職し、ITベンチャー企業で経験しました。現在50代になりましたが、継続的にITフリーランスとして働いており、フリーランス歴は9年になります。
ITフリーランスになった経緯を教えていただけますか。
元々、独立志向が強かったことが大きいかもしれません。転職をきっかけに、自分の身を置く環境を自分で選択できることにやりがいと心地よさのようなものを感じていました。大手企業、ITベンチャー企業それぞれで業務経験を積み、スキルアップできたこともあり、独立の道を考え始めました。
当時はまだ子供が小さく、家族は正社員での働き方を希望していたので、独立に踏み込むのはなかなかハードな状況でした。ただ、年齢的な問題で転職が難しかったこともあり、フリーランスの道を選びました。理解し、背中を押してくれた家族にはとても感謝しています。
フリーランスで働くメリット
今はフリーランスとして、どのような働き方をされているのでしょうか。
今は週5日、常駐で案件に参画しています。プロジェクトリーダーとして、メンバーをまとめながら日々開発を推進しています。マネジメントの大変さはありますが、日々学びながら成長できているという実感がありますね。
フリーランスで働くメリットはどのようなところに感じていますか?
フリーランスで働くメリットは、仕事への価値観の部分が大きいかもしれません。私に限った話かもしれませんが、「会社員=企業に属する」という構図になるので、仕事に甘えが出てしまいがちなんです。一定期間勤続すれば安定的に給料も増えていきますし、年次があがれば役職にもある程度就けるようになります。そのため、努力し続けるモチベーションを保つことが難しいなと感じていました。
一方で、フリーランスは自分の仕事の成果がそのまま契約に直結します。強い言葉になってしまいますが、自分が役に立つ人間だと示すことができなければ、契約が出来ない立場です。そのプレッシャーが私には合っているなと。現在の案件は年単位で長期参画していますが、それでもピリッとした緊張感があります。この責任感の大きさがフリーランスという働き方の厳しいところであり、面白いところでもあるなと思っています。
また、自分で現場を選ぶことができること、自分の成果が報酬アップに直接反映されるのが実感できることですね。自分の成果次第で希望を伝えられたり環境を選べたり、会社都合ではなく自分の意思を反映できるところがいいなと。総じて私にはこの働き方が合っているなと感じています。
ギークスを選んだ理由
「エージェント」と一口に言っても様々な会社があるかと思います。その中でギークスを選んでくださった理由はどのようなところにありますか?
私が案件を探している当時は、エージェントも今ほどは多くなく、さらに案件は都内に集中しており、関西圏にはほとんどない状態でした。そんな中、「関西の案件を一番多く持っているエージェントにお願いしよう」と探していたところ、ギークスに出会いました。
ギークスに登録しながらも、「他社も見てみようかな」と思っていたんですが、ギークスの案件紹介のスピードがかなり早くて。他社に登録する前に紹介してもらえたので、その暇がなかったです(笑)。
ありがとうございます!ギークスのどのようなところに魅力を感じてくださっていますか?
やはり1番はスピード感の早さです。案件がないと生活できなくなってしまうので、フリーランスで働く身として、案件を紹介するスピードが早いことはかなり大きな魅力だと思っています。
加えて、こちらの要望や、スキルを詳しくヒアリングしてくれるところですかね。専任のサポート担当がついてくれるので、パートナーのように共に走ってくれる存在がいることはありがたいし、心強いなと思います。社内での情報連携もしっかりされているようで、担当の方が代わっても困ったことはありません。
今後目指す未来
エンジニアにはスキルアップが必要だというお話もありました。
そうですね。自分の市場価値を高めるためにも、学び続ける姿勢は大切だと思います。
エンジニアの仕事は新しくサービスを作りたい企業にヒアリングを行い、実際に現場でシステム開発を行う役割です。要望をシステムに起こすという、いわば翻訳業に近いものだと思っています。企業の要望を形にするために、知らないプログラミング言語を使う必要があるのであれば、勉強しなくてはいけません。私自身、スキルチェンジは全く苦ではないので、苦手意識を持たず、チャレンジすることを心がけています。
今後の目標はありますか?
エンジニア育成に興味があります。現在、IT人材は売り手市場と言われていますが、それは必ずしも全員に案件があるということを意味しているわけではありません。IT業界は市場の変化が早いため、情報のキャッチアップ、自身のスキル向上が常に必要です。
実際、企業が希望するスキルに見合わないエンジニアを目にすることもあります。自分のこれまでの経験を伝えながら、市場で戦えるエンジニアを育成していけたらと思っています。
最後に、フリーランスを目指す方にメッセージをお願いします!
個人的な意見ですが、フリーランスに向いている人は「質の高いアウトプットにこだわるプロ意識の高い人」だと思います。ITスキルだけではなくコミュニケーションスキルやソリューション提案力など、総合的なスキルを磨き続ける必要があると日々感じています。
一方で、どんなに実力があったとしても、仕事の受注や報酬の交渉などを個人で行うのはハードルが高く、不利な立場になってしまうこともあります。私自身、フリーランスに対する不安をギークスとの面談を受けたことで解消し、今があるので、エージェントを活用することをおすすめします。
右:ITフリーランスのH.T様
左:ギークスのカスタマーサポート担当のA.T
ありがとうございました!
あとがき
ご自身の仕事への価値観から、フリーランスへ転身されたH.Tさん。「ギークス経由で案件に参画したことで、裁量ある環境で希望の働き方が実現できている」とお話しいただきました。