知らないと損!ITエンジニア向け副業のすすめ

フリーランスになってから初めて知り衝撃的だったことのひとつに「ITエンジニアの副業が多いこと」があります。副業についてはネット上に多くの情報があり、サラリーマン時代から知っていましたし、実際にやっていたものもあります。
しかし、ITエンジニアが特に活躍できる副業があることを、独立後初めて知りました。そのなかにはサラリーマンでも挑戦できるものもあります。今回は、そちらの情報をご紹介します。
▼この記事はこんな人におすすめ!
・会社からの給料では不満のある方
・短期的に収入がほしい方
・空き時間を有効活用したい方
・夫、もしくは妻が以前ITエンジニアで現在アルバイト・パートを探している方
会社員のエンジニアが副業をやっていいの?

「そもそも副業なんかやっちゃいけない!」そんな思いがあると思います。しかし、法律の観点からみると公務員は副業が禁止されていますが、会社員は禁止されてはいません。副業の定義は非常にあいまいで、会社によって大きく変わってきます。就業規定で明確に禁止されている場合もあれば、副業に関する規定がない会社もかなりあります。
会社として、副業が問題なのは会社の業務に影響が出ることです。会社が支給する給料以外の収入があること自体は問題ありません。そのため、株や投資信託などの投資のような副業は黙認されているのです。理由は「不労所得※1」だからです。
法律で禁止されていないとはいえ、会社に黙って副業をすることが心配という方もいるかと思います。場合によっては、副業をしたい理由とその業務の内容を上司と相談するのを正直に相談することもひとつの手です。意外にOKが貰える場合もあったりします。
それは普段の業務態度次第の部分もあるので、普段の自分の行動を振り返って相談してみましょう。
※1
不労所得とは労働を対価としない収入です。労働の必要がないことで、会社の業務に影響がでない範囲での副業が可能なため黙認されています。他にも不動産による家賃収入、駐車料金などは、副業による不労所得といえます。
特にITエンジニアにオススメする副業
誰にでもはじめることができる副業は、すでに多くのサイトで紹介されています。今回はITエンジニアに特化した副業が出来るサービスを紹介します。
空き時間に自分のスキルを生かした案件にチャレンジ

ITエンジニアは、働く時間や場所を選ばず働けるというメリットがあります。そのため、空いた時間を使って副業として開発案件に挑戦することも可能です。今は、クラウドソーシングを使って営業をせずに仕事を得て、在宅ワークをすることもできます。
クラウドソーシングとは、インターネットを媒介して業務の受発注ができるWebサービスのことです。
日本ではLancers(ランサーズ)やCrowd works(クラウドワークス)が有名となります。どちらも100以上の仕事のカテゴリーがありますが、エンジニアのスキルを生かすなら「システム開発・運用」や「Web制作・Webデザイン」のカテゴリーです。

▲Lancers(ランサーズ)

▲Crowd works(クラウドワークス)
まとまった時間を使い、週2日だけ常駐する副業
クラウドソーシングではなく、会社がない日にクライアント先に出向き、業務を行う副業の形もあります。
それをサポートするのが、エンジニアの空き時間と企業をマッチングするサイト「PROsheet」です。「週2日副業で月24万円も可能」という触れ込みのサービスです。エンジニアだけでなくデザイナーやマーケッターのマッチングまでを行っているのが特徴となり、在宅での副業にこだわらない方にオススメです。

▲PROsheet
自分が学んだことを教える、オンラインのプログラミング講師
IT人材不足を背景にプログラミング教育が注目されていますが、ここにもITエンジニアの副業のチャンスがあります。それは、オンラインのプログラミング指導サービスの講師です。
具体的には「CodeCamp(コードキャンプ)」や「TECHACADEMY(テックアカデミー)」などのサービスがあります。
講義の日時も指定できるので気軽に行えるのが特徴です。カリキュラムも決まっており、現役エンジニアにとっては事前準備にかかる時間はあまり必要ないことがほとんどです。リモートで行う家庭教師のプログラミング版です。

▲CodeCamp

▲TECHACADEMY
よくある副業「アフィリエイト」もITエンジニアが有利
代表的な副業としてアフィリエイトというものがあります。自分のWebサイト上で商品を紹介して、その紹介によって購入があった場合に購入料金の一部を紹介料として報酬を得る方法です。これも、ITエンジニアの知識や経験が有利になります。
アフィリエイトをやろうとするとWebに関する知識が必要になります。例えばWordPressをつかったサイト開設・サーバーへのアップロード・各種ツールの設定など、どうしてもITエンジニアではない方にとって馴染みのない言葉ばかりで理解するまでに時間がかかってしまいます。
しかしITエンジニアにとっては日常の世界です。
仮にWordPressなどに関する知識がなかったとしても、圧倒的に少ない時間で理解することができるのも大きなアドバンテージになるのです。実際にITエンジニアはその点で羨ましがられた経験もありました。
副業を選ぶコツ、長く続けるコツ

車などの高額なお買い物や結婚などのイベント資金のために副業を考えるときは、目的や期間が明確なため、モチベーション維持も難しくありません。
しかし、副業を長期的に考えている場合は、続けるためのコツが必要になってきます。副業をやるというのは、今まで自由時間だったものを削って行うものです。「お金のために頑張る」だけではモチベーションを保ち続けるのは難しいです。
お金を得るには、「収入を増やす」、「支出を減らす」という二つの方法があります。副業は収入を増やす方法、節約は支出を減らす方法です。「副業」と「節約」を比べると、節約のほうが今までの人生で経験があるため比較的簡単です。そのため、お金だけをモチベーションにすると、より取り組みやすい節約が選択肢に入り、「絶対に副業を続けよう」というモチベーションになりづらいのです。
お金を得ることが目的であれば、強い目的意識を持ったほうがいいでしょう。
目的をお金にするのではなく、お金以外のモチベーションも持つことが大事だと思います。
一番いいのは自分がやりたいものを選ぶこと、もしくはスキルアップに繋がりそうな仕事を選びましょう。
副業で得た経験がスキルアップになることもありますし、長期的な目線で見ると、今後の人生に役立つ経験を得ることもあります。やりたいことと、やるべきことが副業に一致すると、モチベーションは保ちやすいです。
おわりに
ITエンジニア向けの副業は、高単価の報酬が見込めるものや今までの経験を生かせるものが多いです。
現在、副業という選択肢が徐々に広がっていますが、まだまだ否定的な目で見られることもあります。しかし、今後副業が大きくクローズアップされる時代になっていくでしょう。終身雇用の常識が崩れ、転職が一般化されたように、副業も一般化されようとしているからです。
今回紹介した副業も徐々に注目を集めており、近い将来、会社員の方に広がるまでそんなに時間がかからないかもしれません。それまでにこういった情報を先取りしておくこと・経験しておきましょう。
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