居住地域を超えた「クロスマッチング」によって、優秀なIT人材を確保できているー株式会社iD
ネットワークの開発を行う、北海道・九州に本社を構える株式会社iDには、現在ギークスを通じて複数のITフリーランスの方が参画しています。
株式会社iD 福岡本社 事業部長の中村様に、ITフリーランスを活用するメリットや、ギークスの魅力についてお話しいただきました。
様々な分野のテクノロジーを最新のネットワーク技術でつなぐ。株式会社iDとは
株式会社iD 中村様
ーまずは、iD様についてご紹介いただけますか。
中村様:私たちは創立18年を迎え、ネットワークの研究開発・商用開発やそれに伴う製品販売を行う会社です。
具体的には、ネットワークのインフラ開発や、インフラを安定して動かすための監視系のシステム開発、災害時のアラート開発運用などをメインに行っています。ソフトウェアだけではなく、ハードウェア、LSI、FPGAも含めた装置開発を行っており、企画から設計、製造、評価まで一環した技術を提供しています。
その他、国の研究機関などと連携し推進している研究開発や、メーカー様からの依頼でクラウド系やアプリの開発を手掛けるなど事業内容は多岐にわたります。
ーどのような方々が働いていらっしゃるのでしょうか。
中村様:私がマネジメントを務める福岡のメンバーは、全員エンジニアです。弊社はパートナーの方々を含めて200名近くのメンバーで、正社員との区別なく、同じ範囲での仕事をお願いしています。新しい技術にチャレンジしたいという、バイタリティー溢れるメンバーが集っており、新しいスキルをいかにキャッチアップするか、課題にどう向き合い解決し、プロジェクトを推進していくかを考えられるメンバーが多いと思います。
ー開発体制や社内施策について伺いたいです。
中村様:3~4名体制でのプロジェクトが多いですね。フォローアップがしっかりとできるよう、担当が1人となるような仕事を受けることは避けています。
正社員・パートナーにかかわらず、仕事をご依頼いただくお客様とエンジニアが直接コミュニケーションをとれるような環境を作っているのも特徴と言えるかもしれません。お客様との商談には必ず参加してもらい「どう思うか?」と技術者の見解を必ず聞いています。エンジニア自身が自分の意見をもつことを大切にしています。
また、お客様と直接コミュニケーションをとることで、お客様が抱える課題を直に知ることができますし、一緒に解決できるような関係性も生まれます。同じゴールに向かって、意志を共にし、仕事を進めていくことができる。要は苦楽を共にするんですね。
お客様からダイレクトに「ありがとう!助かったよ!」と声をかけてもらえるのはエンジニアにとって大きなモチベーションになっていると感じます。私や各プロジェクトのリーダーが言うのと、お客様に直接言ってもらえるのとでは、やはり響き方が違いますしね。
社内体制にも気を配っており、リモートワークの導入以降、より密なコミュニケーションをとるために、業務内容の報・相・連だけではなく、「雑談タイム」を設け、各プロジェクトのメンバーが集まり、幅広く、何でも話ができる機会を作っています。開催頻度や時間などは各プロジェクトの雰囲気やチーム属性によって、臨機応変に設定しています。
エンジニアはあらゆる課題に直面するため、「これは無理だ…」と心が折れることが多い職種だと感じています。そんな時に救いになるのは、お客様の声や一緒に開発しているメンバーのサポートです。それぞれのプロジェクトのリーダーと共に、各メンバーの心身の状態を確認し、「やる気が出るスイッチはどこにあるのか」を探りながら、よりモチベーション高く働きやすい環境をつくるよう心がけています。
「地方の優秀な人材をスピーディーにジョインできている」ーギークスの強み
株式会社iD 中村様
ーギークス経由でITフリーランスを活用した背景を教えていただけますでしょうか。
中村様:5年ほど前から九州での仕事が順調に増え、エンジニアの増員を考えていました。そんな時にギークスから声をかけていただき、ITフリーランスの方々の情報をメールでいただくようになりました。スキル・条件ともにマッチしそうな方がいたので、話を聞いてみよう、となったのが始まりで、その結果、優秀なITフリーランスの方に出会えたので、アサインいただきました。
ギークスは、他社のエージェントと比較しても紹介のスピードが早かったと感じています。質問への回答やその説明の根拠も納得感のあるもので、信用に足るものだと感じました。また、こちらの立場に立って「この人は厳しいかもしれません…」「こんな条件なら受けてくださりそうです」など、親身になって細かい部分まで具体的に教えてくれました。そのうえで技術力の高い、組織にあった方をご紹介してもらえているので、ITフリーランスのエージェントとしてはギークスにしかお願いしていません。
ー現在、ギークスからはどのような方に参画いただいているのでしょうか。
中村様:ギークスには、2017年から継続してITフリーランスをご紹介いただいているのですが、現在は2名の方に参画いただいています(2022年10月11日時点)。これまでを振り返ってみても、新しい技術に関心が高く、スキルアップにも意欲的な方に参画いただいていると感じています。
また、ギークスから参画してくれている方はほぼフルリモートなので、地方の企業でありながら、全国各地の幅広いスキルを持った優秀なエンジニアに働いていただくことができています。エンジニアの方の居住地域を選ばないことで、自ずと母数は拡大しますし、自社が望むエンジニアに出会える確率が高くなっていると感じています。
フリーランスはそもそも「自分で食べていかなければいけない」という気質がある方たちだと思っているので、そんなエネルギーや「個」を持った方々を期待しています。
ーギークスの強みはどのようなところにあるのでしょうか。
紹介のスピードに加え、頻繁に連絡をくれることも大きいと思います。メールと電話でコミュニケーションを密にとってくれる上に、探している人材の要望を伝えると、スピード感を持ってすぐに提案してくれるため、安心してお任せできています。
また、ITフリーランスに寄り添ってサポートしてくれるCSの存在がとてもありがたいと感じています。社内でもさまざまな施策を行い、体制を整えているものの、どうしても話しづらいことはあるかと思います。現場では聞きづらい話をCSが引き出してくれ、フリーランスに寄り添ってくれるので、心理的安全性も高まりとても助かっています。
iDが目指す未来とは
(左から)株式会社iD 中村様、ギークス営業担当 Oniki
ー今後iD社が目指す未来について伺いたいです。
お客様に喜んでもらえるような仕事をしたいとずっと思っています。研究開発を継続的に着実に進めながら、お客様のご要望に沿ったご提案ができるよう今後も取り組んでいきます。そのうえで自社製品にも力を入れ、「新しいことを始める」旗振りを続けていきたいと考えています。
そのためには技術力が必要で、さらにそのためには一緒に楽しみながら課題に立ち向かってくれるメンバーが必要です。一緒に頭をひねり、悩んでくれるチームがいなければ動くことはできません。ギークスには、引き続き技術力の高い、組織にあった方を紹介いただくことや、エンジニアに寄り添ったサポートを期待しています。
あとがき
新型コロナウイルスの流行以降、リモートワークが当たり前になりつつあり、働き方にも時代の変化が表れています。
IT人材不足が深刻化し、どのように人材を確保していくかは企業にとって大きな課題となる中、居住地にかかわらず、優秀なITフリーランスを活用する企業様は増加傾向にあります。
ギークスでは、豊富な支援実績を持つ担当者が、企業様の状況や要望をヒアリングし、業界経験やエンジニアスキルなど、様々な観点からマッチした人材をスピーディーにご提案します。企業様のニーズに合わせた最適なサポートができるように、今後も努めてまいります。
▼ 会社概要
会社名:株式会社iD
URL:http://www.intelligent-design.co.jp/